日本の発酵食品がLAで話題?肌トラブルの解消には甘酒がいい!

甘酒を飲む4つのメリット

 

栄養価の高い発酵食

甘酒のメリットは第一に「発酵食」であること。蒸した麹に「麹菌」という白カビの一種をふりかけ、繁殖させたものが「米麹」です。麹菌は、繁殖する際に100種類以上の酵素を分泌します。その酵素によって、米のでんぷんはブドウ糖に、たんぱく質はアミノ酸に分解されます。この分解が、発酵を意味します。さらに発酵の過程で、ビタミンB群などのビタミンもつくられます。発酵食は、分解された大事な栄養素を腸から吸収しやすいのです。

 

プロバイオティクス

LAのファーマーズマーケットに訪れる人たちはヘルシー志向の人が多いからか、中川さんが「プロバイオティクスって何?」と質問されたことはないそう。プロバイオティクスは体に良い影響を与える生きた微生物のこと。ヨーグルトに含まれるビフィズス菌や乳酸飲料に含まれる乳酸菌が有名です。甘酒にも、このプロバイオティクスが含まれているのです。

公益財団法人・腸内細菌学会の説明によると、プロバイオティクスの効果は「便秘および下痢症の改善効果、乳糖不耐性の改善効果、免疫機能改善による感染防御・アレルギー抑制効果、動脈硬化の予防効果、抗腫瘍作用などが報告されている」とのこと。私が過去1ヶ月間、毎週甘酒を飲むようになって一番体感できたメリットは、飲んだ翌日のお通じがそれまでよりも良くなったこと。食べ過ぎや、多忙のストレスで腸の働きが鈍くなっていると感じたときに、甘酒を飲んでみると効果が実感できるのではないかと思います。

 

天然の甘み

白砂糖の危険性は以前に記事でご紹介しましたが、なるべく砂糖を摂取したくない人にとって、甘酒の甘味は魅力的です。甘酒がなぜ甘いのかというと、米麹の酵素の一つ、アミラーゼが米のでんぷんを分解することによって、ブドウ糖がつくられるからです。ただ、ブドウ糖も糖分であることに変わりはないので、取り過ぎには注意したいですね。特に糖尿病の治療中の方は、まず医師に相談をしてから飲むようにしましょう。

 

美肌になる!

「僕が読んだ本『効く!生甘酒(主婦の友生活シリーズ)』によると、生甘酒を飲んで改善できることは、慢性疲労、アレルギー、便秘、過敏性腸症候群、インフルエンザ、悪玉コレステロール、不妊、PMS、近眼、白髪、冷え性、肥満、たるみ、乾燥肌、冷え性、とたくさんあります。ただ僕の実感としては“美肌”です」と中川さん。湿疹に悩まされることがなくなった中川さんが最も体感している甘酒のメリットが、肌の調子が良いこと。ビジネスを始めてから毎日少しずつ甘酒を飲むようになったところ、肌がツルツルになったそう。近くで見ると、40代とは思えない艶のある肌で羨ましい…。「洗顔のときに、肌のハリが違うのを実感しています。肌の調子が良くなっただけでなく、肌の代謝も良くなったように思います。保湿剤は昔からずっと同じものを使っているので、甘酒のおかげだと思います」。

 

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